「海に眠るダイヤモンド」第4話  ネタバレ あらすじと感想

海に眠るダイヤモンド 第4話 2024秋ドラマ

11月17日放送のドラマ「に眠るダイヤモンド」第4話のネタバレあらすじをお届けします!

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「海に眠るダイヤモンド」第4話 ネタバレ あらすじ

1958年7月、朝子(杉咲花)の初恋の相手が自分だと知った鉄平(神木隆之介)は、彼女のことが気になり始めます。一方、賢将(清水尋也)は何か思い詰めた様子を見せています。

映画館を辞めて労働組合の新聞編集者として働いていた百合子(土屋太鳳)は、母・寿美子(山本未來)の容態悪化に直面します。この展開で、百合子の家族が1945年8月9日の長崎原爆で被害を受けていたことが明らかになります。また、なぜ百合子が朝子に対して複雑な思いを抱くのかその理由が明かされます。原爆の日、百合子は行きたくなくて隠れていたのですが、朝子に見つかってしまい長崎に行くことになったからでした。

現代では、いづみ社長(宮本信子)が玲央(神木隆之介)を第二秘書として雇用し、さらに次期社長候補として紹介します。この突然の発表に社内は騒然となり、いづみの家族の間で玲央に関する疑惑が持ち上がります。

 

「海に眠るダイヤモンド」第4話 感想

第4話は戦争の傷跡と人々の苦悩を深く描いた印象的な回でした。特に百合子の家族の物語を通じて、原爆という歴史的悲劇が個人の人生にいかに大きな影響を与えたかが丁寧に描かれています。

百合子が朝子に対してなぜ意地悪な態度を取るのかが明かされた回でした。朝子は悪くないですが、百合子が朝子に複雑な気持ちになってしまうのも理解できました。ほんの些細なきっかけでその後の運命が大きく変わってしまう。百合子にとっては姉が亡くなり、母と自分は被爆。辛い経験がありながら、最後朝子と仲良くできるのは素敵だと思いました。

物語の軸となる1958年のパートでは、鉄平と朝子の関係性の変化が繊細に描かれ、若者たちの純粋な感情の揺れが印象的でした。一方で、現代パートでのいづみと玲央の展開は、予想外の展開で物語に新たな謎を投げかけています。

今回もいづみが三人の誰なのかは明かされませんでした。雰囲気的には百合子だと思いますが、鉄平への想いを考えると朝子なのか・・?謎は深まります。

視聴者の感想

第4話では、原爆の影響を受けた人々の人生と、それがもたらした複雑な感情が深く描かれました。視聴者たちはその切実なテーマに心を動かされ、それぞれの視点から感想を寄せています。

「もし百合子が見つからなければ、家族ももう少し端島に留まっていて、原爆や空襲で亡くならなかったかもしれない」という視点には、多くの視聴者が共感しました。「あの時こうしていれば」という後悔や想像が、戦争の犠牲となった人々の心にどれほど深く刻まれているかを痛感させられます。このテーマは、視聴者に戦争の悲劇をより強く意識させました。

そして被爆した百合子の立場について、「同じ端島で同じように過ごしていたのに、原爆の日の出来事で自分が被爆し、朝子がそうでなかった違いを考えてしまう」という意見には、百合子の苦しみが色濃く感じられます。

また、「今は健康でも未来に自分が発症するかもしれない、子どもを産むことを諦めている可能性」など、被爆者が抱える不安と差別についての言及には、「無邪気に恋する朝子に意地悪な気持ちになるのも仕方ない」という意見もあり、百合子の繊細な心情に共感する声が多く寄せられました。

「朝子に直接『あんたのせい』とは言わなかったのは百合子の優しさ」という感想が示す通り、百合子の心の中には複雑な葛藤があります。朝子を責めるわけではないけれど、気持ちの行き場がなくなってしまう――その姿に多くの視聴者が胸を締め付けられました。「嫌いになりたいわけじゃない」という百合子の心の叫びが、物語の中で静かに響いていました。

「賢将が実はネックレスを見つけてくれていたシーンがとても良かった」という感想もありました。この場面は、物語全体の中で束の間の安らぎと希望を感じさせる瞬間となり、視聴者の心に強く残るシーンとなりました。

「被爆しても長生きしている人はいるから、いづみ=百合子の可能性はありそう」という感想では、視聴者が現在と過去をつなぐ伏線を深読みする姿が見られました。ただ、「鉄平への思い入れを考えたら、いづみは朝子である気がする」という意見も多く、今回もいづみの正体をめぐる議論が盛り上がりました。「百合子が亡くなるのでは」という悲観的な予想もあり、次回への不安と期待が入り混じった様子がうかがえます。

 

次回への期待

『海に眠るダイヤモンド』第4話は、被爆者の痛みや葛藤、戦争の悲劇を考えさせる重厚な内容で、多くの視聴者を感動させました。いづみの正体や百合子の運命、鉄平との関係がどのように描かれていくのか、次回が待ち遠しいという声が多数寄せられています。