11月22日に放送されたTBS系金曜ドラマ『ライオンの隠れ家』の第7話は、物語が佳境に入り、登場人物たちの思惑が複雑に絡み合い、緊張感あふれる展開が描かれました。新たな波乱を予感させる出来事の連続に、目が離せない1時間でした。
第7話のあらすじと感想をまとめました。
『ライオンの隠れ家』 第7話 ネタバレ あらすじ
第7話では、楓(桜井ユキ)が突如、小森家を訪ねてきたところから始まります。楓は、愛生(尾野真千子)が「殺した」と供述している息子がこの家に隠れているのではないかと、洸人(柳楽優弥)を追及します。記者としての使命感と個人的な執念が垣間見える楓の態度は、洸人を一層追い詰めることになります。
一方、愛生の夫・祥吾(向井理)は、妻が息子の愁人(通称ライオン)を殺すはずがないと信じており、メディアを通じて写真や特徴を公開し、情報提供を呼びかけます。この行動は洸人たちの安全を脅かす結果にも繋がっていきます。
危機的状況に追い込まれた洸人は、美央(齋藤飛鳥)や貞本(岡崎体育)の助けを借り、美路人(坂東龍汰)とライオン(佐藤大空)を連れて別の場所への避難を決断。同時期に祥吾が洸人の家を訪れますが、避難した後だったので、直接会うことはありませんでした。しかしライオンの身に着けていた物を見つけたので、祥吾はこの家にライオンがいると確信しました。
さらに楓の後輩記者・天音(尾崎匠海)が競争心に駆られ、他社に先を越されるのを恐れて記事をフライングで掲載。これがきっかけで状況が一変し、物語はさらに緊張感を増していきます。
しかし自分の名前で記事が掲載されてしまった楓は週刊誌を辞め、洸人に向かってこれからは皆さんを守るために動くつもりだと告げます。
さらに楓は、橘愛生との面会をすることになっていました。
楓のキャラクターが大きく変化し、物語に新たな展開をもたらす可能性が高まります。
さらに、以前愛生の遺体ではないかと思われていが別人だった笛乃川の遺体が、楓たちが7股不倫で追いかけていた亀ヶ谷の元秘書であることが判明し、新たな謎が浮上します。
この展開により、亀ヶ谷議員と祥吾の建設会社「たちばな都市建設」が不正に関与している可能性が示唆されます。
この展開により、ドラマのサスペンス要素がさらに強化され、緊張感が高まっています。
政治と企業の癒着、そして殺人事件の真相など、複数の謎が絡み合う展開に、視聴者の期待はますます高まっています。
『ライオンの隠れ家』 第7話 感想
まず冒頭で、記者の楓が突然小森家を訪れるシーンは、緊張感がありました。
楓の鋭い洞察力と執拗な質問に、洸人がどのように対応するのか、ハラハラドキドキしましたが、洸人の「守らないといけないんです」という言葉に楓は少しためらったようでした。そのため彼女はライオンについての記事を書きましたが、それを公開せずにいました。
洸人のライオンを守るための奔走も、視聴者として胸が締め付けられる思いでした。彼が抱える葛藤は、「守りたい」という純粋な愛情と、自分の選択が生む結果への恐怖が入り混じり、非常にリアルに描かれています。その姿に感情移入せずにはいられませんでした。
また、洸人が美路人に旅行に行くのを説得するシーンでは、昔の回想が描かれました。小説家になる夢があり家から離れた大学に進学した洸人。その時はもうこの家には戻らないと思っていましたが、数年後に両親が事故死したことで、再び戻ってきました。自分の夢をたくさん諦めて、美路人の生活を選んだことがよくわかり感動してしまいました。
しかしライオンのワッペン?を落としていたことにはなんでそんな決定的な物を落としちゃうの!と思いました。祥吾がライオンがこの家と関わりがあると気づいてしまった瞬間でした。
一方で、今回天音の行動も衝撃でした。競争心と記者としての使命感から、周囲の状況を顧みず楓の記事を掲載してしまう姿は、報道の持つ危うさを浮き彫りにしています。倫理と欲望が交錯する中、彼が取った選択は、多くの視聴者に考えさせられるテーマを提供したのではないでしょうか。さらに、この行動が洸人やライオンたちの運命を大きく左右する可能性を秘めている点で、物語に新たな緊張感を生み出しました。
しかしこれがきっかけで楓が一転し、味方になってくれそうな感じもしたので彼女がどのように動くかも気になるところです。
それに7股議員との関係も出てきました。祥吾がライオンを追っているのはただ個人的な理由ではないかもしれないという気もします。
さらにミステリー展開もさらに深まってきて、真相はどこにあるのか、洸人・美路人・ライオンがどうなるのかますます気になります。