『民王R』第3話のネタバレ あらすじと感想

民王R 2024秋ドラマ

11月5日放送の第3話は、遠藤憲一さん演じる総理大臣・武藤泰山が、なんと5歳の保育園児・早瀬信太(吉本凪沙)と入れ替わってしまうという異色のエピソード。

舞台はまさかの保育園と官邸、そして日本に緊急来日したバーガー大統領との会談場面まで移り、国際政治の重要な交渉が、子供の視点を通してコミカルに描かれている点が見所です。

 

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『民王R』第3話のネタバレ あらすじ

入れ替わりにより泰山の精神が5歳児・信太の体へ。5歳児となった泰山は保育園で園児たちと遊ぶしかない状況に。保育園の園児と一緒に遊び、いじめっ子に対して彼なりの「武士道精神」を熱く説くシーンが展開されます。彼は新渡戸稲造の言葉「情けは人の為ならず」を駆使して、子供たちにいじめの根本について教える場面も。園児に武士道を説く総理大臣というギャップが生む笑いと、真剣なメッセージが共存しており、思わず心温まる展開に。

一方、総理大臣の泰山の体に入ってしまった信太は、何もかもが初めての大人の世界で気ままに振る舞い周囲を慌てさせます。

波乱のバーガー大統領との会談シーン

会談中にバーガー大統領に武器を売りつけられた泰山は、5歳児なので「欲しい」と発言し、日本が武器購入の商談に同意してしまうという、政治的にデリケートな事態へ。翌朝、国内では世論が沸騰し、批判の嵐が吹き荒れますが、これも「5歳児ならではの純粋な視点」が、最終的に商談を白紙に戻す展開へと導きます。信太が中に入った泰山が「武器はいらない」と自身のおもちゃのロボットを大統領に贈り、大統領は笑顔で納得するのでした。

子役・吉本凪沙の圧巻の演技

第3話では、信太役の吉本凪沙ちゃんが泰山の人格を見事に表現していて、演技力の高さに驚かされました。遠藤憲一さんの「泰山らしさ」が、幼い彼の演技にまで生き生きと表れている点が素晴らしい。「顔つきや言葉の抑揚まで大人びた演技」を見事にこなし、まるで本当に泰山が5歳児の体に入ってしまったようなリアルさがあり、視聴中も自然と引き込まれました。

『民王R』第3話 感想

今回のエピソードは、アメリカ大統領との会談を間近に迫りながら、5歳児に入れ替わってしまうなんてどうやって乗り越えるんだろうと楽しみでしたが、なんとか周囲の助けを借りて上手くいきましたね!

印象的だったのは、泰山が保育園でいじめの仲裁を行い、子供たちに「情けは人の為ならず」の精神を伝えるシーン。園児たちの目線に合わせながらも、人生経験豊富な泰山だからこそできる説得の仕方が絶妙でした。その後いじめっ子が、泰山が保育園を抜け出すのを助けてくれるという、泰山の「人を助けることが、巡り巡って自分にも良い影響を与える」という考え方が子供の世界にも広がる瞬間には、思わず胸が熱くなりました。

そして、バーガー大統領との会談での予想外の大波乱。無邪気におもちゃを渡すことで「武器はいらない」と伝えた信太のシーンは、「こんなに上手くいく?」と思いつつ、笑いと同時に多くのことを考えさせられました。純粋な言葉が大人の計算された交渉をあっさりと超えてしまう瞬間は、国際社会や人間関係の根本にある「信頼」の大切さを象徴しているようでした。

視聴者の感想

第3話も多くの視聴者がいろいろな視点から感想を寄せており、社会的なテーマを盛り込んだ『民王R』の独特なスタイルに対する共感や面白さを感じているようです。

まず、物語の中心である総理と一般人の「入れ替わり」については、「今回の民王Rは、総理がいろんな立場を体験して日本の問題点を提起していく展開が面白い」「これを通じて老齢医療問題や外国人労働者問題などを描いていくのは期待が持てる」と、作品に対する興味がさらに膨らんでいる様子です。社会の様々な問題をリアルに映し出すことで、ドラマを通して視聴者も考えさせられる機会になっているようです。

そして、第3話ではユーモアの要素も視聴者の笑いを誘いました。SNSでは、「毎週のように進次郎構文が登場しててツボ」「毎回違う役柄をこなすエンケンさんが本当に大変そう」といったコメントも見られ、こうした遊び心が作品に奥行きを与えています。特に、エンケンさんの演技については、「エンケンさんの色々な役柄を毎回見るのが楽しみ」と、視聴者がその存在感に惹かれているのが伝わってきます。

また、信太の母親が会社を早退しようとすると、周囲のスタッフに冷たい対応をされるエピソードには、「働かないと専業主婦と馬鹿にされるけど、保育園に預けて働くと今度は子持ち様だと言われる。じゃあどうしろと?」という声には、共感が寄せられ、視聴者の間で現実の厳しさや理不尽さが議論されています。少子化問題に触れるセリフがリアルなだけに、心に響く人が多いようです。

そんなおどおどしていたはずの信太の母親が、「急に総理大臣に向かって『兵器は必要ない』と叫ぶのはちょっと興ざめ」といった感想もあり、急展開のシーンには戸惑いを感じる人もいたようです。しかし、これも作品のテンポやユニークなストーリー展開のひとつで、独特の味わいになっていると見る人も少なくないでしょう。

『民王R』は、コミカルでありながら、現実的な社会問題をうまく反映した作風が光るドラマです。次回、どのようなテーマで社会に切り込んでいくのか、ますます期待が高まります。

まとめ

『民王R』第3話は、コメディと感動のバランスが絶妙な回で、観る者に笑いと深いメッセージを同時に届ける見応えあるエピソードでした。5歳児の視点から政治と社会のリアルな課題を考えさせられるシーンの連続で、次回の展開もさらに期待が高まります。

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