ドラマ「民王R」第5話では、総理大臣の武藤泰山(遠藤憲一)が14歳の中学生・萩原秋保(黒川想矢)と入れ替わる展開が描かれました。そこから見えてくる社会問題がすごく深くて、考えさせられる内容でした。あらすじを振り返ります。
「民王R」第5話 ネタバレ あらすじ
様々な国民との入れ替わりが続く中、公安の新田理(山内圭哉)が入れ替わりの真相に迫ります。入れ替わった人々の周辺には特定の空間消毒器が置かれていたことが判明。
そして泰山は新宿の繁華街で”ユキ”という少女を探していた中学生・萩原秋保と泰山が入れ替わってしまいます。秋保は予算委員会への出席を拒否し、「国なんてどーーーでもいい!ユキを探す!」と主張。一方、泰山は秋保の身体で新宿の繁華街へ向かい、そこで居場所のない子供たちの想像を絶する光景を目にします。
そんな中、泰山は秋保の身体に無数の傷を発見して、虐待の可能性に気づきます。
「民王R」第5話 感想
今回の展開は特に印象的でした。黒川想矢さんの演技力が光り、『怪物』での演技が評価された実力を見せつけています。
予告で話題になった「漢字の読めない総理」のシーンは、前作の菅田将暉さん演じる翔との入れ替わりを彷彿とさせる懐かしさがありました。
その予算委員会に出席した秋保の行動は面白かったです。最初は質問をのらりくらりとかわしていたんですけど、途中で飽きちゃって、なんと生成AIに学習させて斬新な提案をしてしまうという所が斬新でした。
しかしショッキングだったのは、秋保の身体に無数の傷が発見されるシーン。こんな若い子が、こんなにひどい目に遭っているなんて…。でも、これって現実の社会でも起こっている問題なんですよね。
そして泰山が秋保の身体で新宿の繁華街を歩き回ったときの光景。おそらくトー横をモデルにしたんだと思いますが、”居場所のない子供たち”の想像を絶する現実がありました。夜の繁華街にたむろする若者たち、家に帰れない子供たち…。胸が痛くなるようなシーンでもありました。
今回の民王は政治ドラマでありながら、現代の若者が直面する問題にも切り込んでいて、暗い話ではありましたが面白く、脚本の意欲を感じました。
視聴者の感想:『民王R』第5話
『民王R』第5話は、現代社会の問題を鋭く切り取った重厚な内容が展開され、視聴者からさまざまな感想が寄せられました。テーマの重さとユーモアの絶妙なバランスが引き続き評価されています。
「今の一番の社会問題を描いていて暗い話だった」という感想には、視聴者がテーマのリアルさに深く考えさせられた様子が伺えます。「今日の回、全政治家に見せたい」という声もあり、ドラマが社会に向けたメッセージ性を強く放っていることが印象的でした。
「政治への関心が高まっている今、タイムリーなドラマ」との声も多く、視聴者は『民王R』が時代に即したテーマを取り上げている点を評価しています。「若い人にも観てもらいたい」という感想にあるように、幅広い世代に刺さる内容であることが特徴的です。
「エンケンさんの演技が上手で、周りを固めているチーム泰山のテンポ感も良い」と、キャスト陣への称賛が多数見られました。さらに、「毎回入れ替わるゲストの演技も良く、見応えがある」という意見もあり、ストーリーだけでなく俳優たちの熱演がドラマを支えていることが伝わります。
そして「高橋一生はどういう状況なんだろう(笑)」という感想もありました。今回は潜水艦の中?よく分からない場所にいたようでした。しかし2話に1度くらいの割合で出ている高橋一生さんは視聴者の楽しみになっているようです。
「コメディと現代の闇のバランスが良く、毎週楽しんでいる」という声には、ドラマが重いテーマを扱いつつも、視聴者が構えずに楽しめる内容に仕上がっていることが評価されています。特に、第5話のような重厚なストーリーの中でも笑いを忘れないスタイルが多くの人に支持されています。
まとめ
『民王R』第5話は、子供の虐待問題や、居場所のない子供たちの存在など、普段私たちが目を背けがちな問題にスポットライトを当てていました。
でも同時に、若者の斬新な発想が社会を変える可能性も示唆していて、すごく考えさせられる内容でした。
民王Rは、鋭い社会風刺とコメディ要素のバランスが絶妙で、「攻めたテーマ」と「キャストの高い演技力」に支えられたドラマとして評価されています。次回のエピソードでは、どんな社会問題を掘り下げ、どのようなストーリー展開を見せるのか、多くの視聴者が期待を寄せています。